mine_kikaku– Author –
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2024年 共通テスト 数2B 雑感
2024年の共通テスト数2B は数1A 同様、無駄に長い会話文が無くなって、すっきりしています。普通の数学っぽい設問なので、とっつきやすかったのではないでしょうか。 問題文と解答は以下のリンク先をご参照ください。 2024年度 問題・解答速報 余り... -
2024年 共通テスト 数1A 雑感
2024年の共通テスト数1Aは昨年に比べると、問題文の無駄に長い会話パートがなくなっていて、ずっとすっきりしています。まあ、数学と関係ないところで無駄に消耗させられるのはなんか違うと思っていたので、今回の変更は非常に良かったと思います。... -
スダンダードな整数問題 – 2019年東大 数学 第1問
2019年東大 数学 第1問 は一見ぎょっとしますが、実は標準的な手法で比較的サクッと解けます。問題文は以下のとおりです。 n を 1 以上の整数とする。(1) n2+1 と 5n2+9 の最大公約数 dn を求めよ。(2) (n2+1)(5n2+9) は整数の2乗にならないことを示せ。 ... -
文系とて容赦はしないガチ問題 – 2017年京大 文系 数学 第2問
2017年京大 文系 数学 第2問 は特定の数字(本問では2と5)のみを約数に持つ数字の個数を求める問題です。ありがちな問題ですが、本問は文系専用問題であるにもかかわらず、出題者が「獅子は兎を狩るにも全力を尽くす」的な本気度を全開にしてぶつけてき... -
なぜそうやっているのかを探求しよう
先日、息子が久しぶりに帰省してきました。酒酌み交わしながら夜遅くまでブチ上がりましたが、そこで息子が話していたのが、「高校の数学授業では式の変形だけを教わったが、なぜそうしているのかの説明がなかったのでずっとモヤっとしていた」というこ... -
トランプシャッフル後のカードの並び順 – 2002年東大 数学 第6問
2002年東大 数学 第6問 はトランプをシャッフルしたときに、カードの並びがどうなるかを求める問題です。問題文は以下のとおりです。 N を正の整数とする。2N個の項からなる数列 を という数列に並び替える操作を「シャッフル」と呼ぶことにする。並べ替... -
ブラックジャック風カードゲームの勝率 – 2005年東大 数学 第5問
2005年東大数学 第5問 は、ブラックジャックに似たカードゲームの勝率を求める問題です。問題文は以下のとおりです。 N を1以上の整数とする。数字 が書かれたカードを1枚ずつ、計 N 枚用意し、甲、乙のふたりが次の手順でゲームを行う。 (i) 甲が1枚... -
簡単そうで実は激ムズな3次関数問題 – 1990年東大 数学 第2問
1990年東大 数学 第2問 は一見楽勝問題に見えますが、実はとんでもはっぷんな難問です。問題文は以下のとおりです。 3次関数 は、次の条件(i)、(ii)を満たすものとする。 (i) (ii) 区間 で極大値 1 、極小値 -1 をとる。 このとき、 (1) を求めよ。(... -
サイコロ出目の非線形漸化式から確率漸化式を立てる – 2012年京大 数学 第6問
2012年京大 数学 第6問 はサイコロを振って出た目に関する確率の問題ですが、本問の凶悪なところは、出目の漸化式(しかも割り算が入っている)から得られる計算結果に対する確率を求めなければいけないところです。問題文は以下のとおりです。 さいころ... -
確率漸化式の難問 – 2020年京大 特色入試 数学 第2問
2020年京大 特色入試 数学 第2問 はサイコロ確率漸化式の問題です。漸化式を立てて極限を求めるという、良くある問題構成ですが、立式にえらく難儀します。問題文は以下のとおりです。 次の3つのルール(i), (ii), (iii) にしたがって三角形 ABC の頂点...