先取り学習について

OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像

2023年3月2日

白井市 印西市の家庭教師 事業を展開する峰企画のブログです。 今回取り上げるのは、「先取り学習」です。

 中1の生徒さんが言うには、クラスに高校の履修範囲を先取りして勉強している子がいるとのことです。

 どう思うかと聞かれましたが、はっきり言ってお薦めは出来ません。その子が未来のガウスだとか、あるいは未知のスーパー学習促成カリキュラムに乗っているとかでもない限り、学習したと思っている内容にどうしてもほころびが出ます。

 例えば三角関数を履修しようと思ったら、背景知識として三平方の定理をはじめとする、もろもろの中学数学の履修範囲を理解しておく必要があります。そういうのをすっ飛ばして、加法定理だけを暗記したとして、確かに計算はできるかもしれませんが、本質を理解してなければ応用が利きません。

 かつて東大の入試に、三角関数を定義してそこから加法定理を導け、みたいな問題が出たことがあります。形だけの学習では、この手の本質を突く問題には太刀打ちできないでしょう。

 そんなわけで、ウサギと亀の例えではありませんが、やはり「急がば回れ」。生徒さん達には、目前の課題に地に足をつけてじっくり取り組み、最終的な栄冠を勝ち取ってほしいと思います。

「急がば回れ」地道な努力が実を結びます(Sasin TipchaiによるPixabayからの画像)

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Posted by mine_kikaku