思考力を問う問題(数学)傾向と対策

思考力が問われます(Johnnie ShannonによるPixabayからの画像)

 千葉県立高校入試の思考力を問う問題は、一部の高校において一般入試にアドオンして実施される試験問題です。2025年は千葉高校、千葉東高校、東葛飾高校の3校で実施されました。

 試験時間は60分です。通常の試験のように科目別に課されるのではなく、1つの試験問題の中に英数国の3科目が同居する、60分一本勝負的な出題形式となっています。

 難易度は一般入試問題より難し目に調整されています。

入試問題の傾向

 例年、第2問が数学の問題で、4つの小問から構成されています。2023年以降は以下のような出題構成になっています。

小問1小問2小問3小問4
2025整数の規則性二次関数統計図形
2024対称式統計二次関数図形
2023連立方程式統計図形二次関数

 例年、統計と二次関数と図形は必ず出題されています。残りの1問は毎年違ったテーマで出題されています。

 難易度は年々上がっています。2023年はどうということもないレベルでしたが、2024年はまず小問1で意表を突かれます。さらに小問3と小問4は代数的性格(方程式を立てて答えを求める)の強い出題になっていて、的確な立式と正確な計算力が求められます。

 そして2025年は更に難しくなっています。超絶難問というわけではありませんが、何しろ時間がないので一瞬のひらめきによる瞬発力が必要となってきます。こちらに2025年の出題傾向を分析してありますので、ご覧ください。

 一方、統計問題はどの年度もそんなに難しくありません。これは必ず得点するようにしましょう。

目標得点

2/3以上の得点を目指しましょう(ChrisによるPixabayからの画像)

 思考力を問う問題全体で60点程度が目標と言われています。数学の配点は33点なので、数学が得意ならその \displaystyle\frac{2}3 の22点、そうでないなら16点程度を目指しましょう。

 例年、小問3と小問4は更に2つに分かれているので、問題数は全部で6個になります。

 これらのうち、統計問題(2023年と2024年は5点、2025年は問題が2つに分かれていて配点は10点)は必ず取るようにしましょう。

 残りの問題のうち、小問1は発想力を求められますが計算が面倒くさくないので、何とか得点できるよう頑張りましょう。

 二次関数と図形のどちらを優先するかは、受験する皆さんの得手不得手と相性、好みで決めてOKですが、二次関数のほうがやや易しいので、手堅く攻めるならこちらです。

 以上の方針により、数学が得意な人は6問中4問以上、そうでない人は6問中3問以上の正解を目指しましょう。

受験対策

クリア!(andreas NによるPixabayからの画像)

 少し難し目の問題を、大量にやり込むことに尽きます。以下のレベルの問題集を毎日少しずつやって、試験日までに最低2周はやり込みましょう。

 ハイクラス徹底問題集のレベル3は難しすぎるので、レベル2までを使って実力をつけましょう。

 また、2025年は数の規則性問題が出題されたので、これに対する準備もしておきましょう。学校では体系的に教えてくれないので、以下の問題集を使って履修すると良いでしょう。

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Posted by mine_kikaku