公立中学から難関高校、大学を目指す
公立中学から難関高校、ひいては難関大を目指すことは、十分に出来ます。ポイントは、
- 出来るだけ早く対策を始める
- つまづきポイントを解消する
- 新たなつまづきを作らない
- やる気と成績UPの好循環サイクル
です。
出来るだけ早く対策を始める
成績が上位の人と中位の人との差は、学習効率の違いにあります。成績が上位の人は中位の人と比べて、同じ時間でよりたくさんの学習をこなすので、時間の経過とともに差は開く一方となります。
さらに、学習効率それ自体がそれまでの学習量に依存して増大するので、二重に差が開いてしまします。
時間がたてばたつほど、追いつくことが困難になります。したがって、対策を始めるのは早ければ早いほど良い、と言うことになります。難関校を目指す場合、出来れば1年生の1学期のうちに、家庭教師の採用をお勧めします。
塾よりも家庭教師をお勧めするのは手前みそのようですが、ドラスティックな戦局転換を図るには、パーソナルベースによる密度の高い学習指導が必要と考えています。
成績伸び悩みの原因は過去のつまづき
お子様の成績が伸び悩んでいる原因はほぼ間違いなく、どこかでつまづいてそこから先がわからなくなっているためです。特に数学は積み上げの学問なので、いったんわからなくなると、そこから先の単元がすべてわからなくなってしまいます。
例えば平方根の単元で躓いてしまうと、その後に出てくる2次方程式が解けなくなってしまい、更には2次関数や3平方の定理も手が出なくなってしまう、と言ったかんじです。
成績UPはつまづきの解消から
わからない問題の解法の説明を受けても、それだけでは学力は付きません。そもそも何がわからなくて解けないのか、過去に遡って分析し、そのつまづき個所を再度履修することで、つまづきを解消します。
わからないところが無くなれば、どんどん問題も解けるし、モチベーションが高まって成績上昇の好循環に入ることが出来ます。
つまづき単元の特定
現在学校で習っている単元の問題をお子様に解いていただいたり、直近の試験の答案を見せていただいたりして、当社家庭教師が問題が解けない時にどこで引っかかっているのか、何が理解できていないのかを特定します。
2次方程式を例にとると、つまづきポイントで一番多いのが、やはり判別式の計算ミスです。次いで立式です。これは計算ミスと言うより、そもそもどうすればよいのかわかっていないケースが多く見られます。あとは、平方根をうまく開けない、というのも散見されます。
つまづき単元の再履修
つまづいている単元が特定できたら、まずそれのおさらいを行います。その単元に絡む各種の定義や、基本的な計算の仕方などを、具体的な例題に即して説明します。先の二次方程式の例で言うと、解の公式のおさらい(判別式 b2-4ac の計算で4を掛け忘れたり、c が負のときに符号の反転を忘れたりするケースが多いので、そこを再確認します)や、立式でつまづいている場合は教科書や参考書に載っている解き方を確認します。平方根の開き方は再度やり方を説明します。
その上で、関連する問題をたくさんこなしてもらい、解き方を習得してもらいます。勉強といえども「座学」だけではだめで、やはり実践して初めて実力が付きます。遠回りなようでも、解き方が身に付くまで、ある程度のボリュームと相応の時間をかけることが必要です。
ここまでやれば、つまづきが解消してお子様にも自信がついてきます。
新たなつまづきを作らない
つまづきを解消するだけではなく、新たなつまづきを作らないという、プロアクティブな活動も重要です。当社の家庭教師指導法は復習を重視しており、普段の指導において直近の授業範囲の問題を解いていただいて、お子様が理解できていないポイントがあればそれを明らかにします。これを補強するのに適した問題を解いていただくことで、実践を通じて理解の定着を図ります。
やる気と成績UPの好循環サイクル
つまづきポイントが無くなって問題が解けるようになると、お子様のやる気が出てきます。これを自律的好循環サイクルにつなげられると、あとはどんどん成績が上がります。
やる気を引き起こすには、達成感が必要です。達成感を得るためには、やはり自分でやる必要があります。当社の家庭教師は、お子様がわからない問題に遭遇したときに、単に解き方を説明するのではなく、ヒントを出して、そこから先は自力で考えることを促します。
自分で考えることは、知識の定着につながりますし、解けた時に達成感を得られます。こうして問題が解けたら、今度は類似の問題を助け無しで自力で解いていただきます。
一度解き方を学んでいますので、今度は自力で解けますが、何であれ自分でやり切ることは、大きな自信につながります。このプロセスの積み重ねが、自律的好循環サイクルの始動につながっていきます。